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菱沼定夫さんが東京の青山でうつわ展を開催しました。
菱沼貞夫写真
菱沼定夫さん
“気取らず、形にはまらない”菱沼定夫うつわ展、作品に囲まれた菱沼定夫さんです。
 
 
花器
 
   
花器    
   
新作の花器は、足に工夫があります。 足を金属にすることにより、土だけでは表現できなかったフォルムを作ることができたとおっしゃっていました。コロンとした愛らしい形の丸い胴が宙に浮いた感じで、その先の花へと広がる空間を演出してくれます。
  つの
つのopen
 
 
つの 
開けたところ 
 
今回の自信作の一つ、蓋物の「つの」は、今年の干支である丑=牛をイメージして作られたものです。バイキングヘルメットのように見えるかわいい立ち姿が興味をそそりました。香炉として作られていますが、小物入れにしたり、キャンディーを入れたりと、使い道を色々と考えるのも楽しいですね。 焼き絞めの蓋物ですが、中は釉薬で処理がしてあり、お香のヤニが洗い流しやすいように工夫されています。
  旅茶碗
旅茶碗2
 
 
 旅茶碗 
旅茶碗 
 
菱沼さんと言えば赤絵ですが、今回も出品の半分くらいは赤絵の作品です。優しい色合いの赤を出すには、温度管理が難しいそうです。 その赤絵の新作の器セット。これからの季節に楽しめそうな“お茶の野点セット”と“緑茶の野点セット”
ペットボトルのお茶もいいけれど、公園に行ってその場でお茶を点てるともっと楽しいと思いで制作したそうです。さてさてどんな菓子を持って近くの公園にでもピクニックにいきましょうか?
 
店内

これらの作品の他にも大皿や中鉢、湯のみ、ご飯茶碗などの普段使いの器や、オリジナリティーあふれる面白い形の蓋物も数多く出品されています。オブジェとしての楽しい器づくりを心がけてらっしゃる菱沼定夫さん、テーブルの片隅などでインテリアとしても楽しんでもらえる作品が多数出品されています。

ポストカード

 
リポート : 2月17日
 
深田 慶
 
 


 
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